伊藤維建築設計事務所
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Ikebukuro Living Loop Street Furniture 池袋のまちなかリビング / 2021

池袋駅東口すぐの「グリーン大通り」で展開される「IKEBUKURO LIVING LOOP」の一環で、歩道上にストリートファニチャーを設計した。設置する3か所それぞれの文脈から、通りの舞台・街のビル並み・バス待ちの光景などに触発された形態・構成で、池袋のサンシャイン劇場の改修に際し廃棄予定であったヒノキの舞台床板に行き着き、それを主材料として転用。その板と、良品計画の商品を作る製材所から入手した芯持ちのヒノキ角材や板材を、3か所それぞれ、異なる構造形式によって組み合わせている。この家具・場所を巡り経験されることが、まち全体の経験に繋がり、そして更にまちを使いこなす想像に開かれていくことを企図している。今もその「日常」をつくる取り組みに、設計者として引き続き関わっている。